豊洲市場 とんかつ八千代のエビフライ

外飯の話
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湧き上がるエビフライ欲

8月に浅草ヨシカミで一本のエビフライをいただいてから、なぜだかこの人生でかつてないほどのエビフライ欲が高まり、四六時中エビフライ検索に余念がないぽんこつです。

ヨシカミのような下町の洋食屋が提供するエビフライもあれば、とんかつ屋のエビフライ、銀座のリッチな洋食屋のエビフライ、老舗の日本式洋食屋のエビフライ、海産物豊かな地方のエビフライ…最近ではエビフライ専門店まで選べるご時世です。

さて、今度の土曜はどこのエビフライを目指そうかということで、それこそ2、30年前くらいから行ってみたいと常々思っていた旧築地市場のとんかつ屋さんが揚げるエビフライに決めました。

とは言っても、場内市場が築地から豊洲へ移転したことは周知の沙汰で「あのとんかつ八千代も豊洲へ移ったのかな」と検索。現在も豊洲の新しいお店で美味しいフライを揚げているそうです。

残暑厳しい中、いざ豊洲へ

葛飾区からは乗り換えが多く微妙に行きづらい経路の豊洲。直線距離では10㎞程度であるものの、このクソ熱い中ターミナル駅の人込みを掻き分けて何度も乗り換えするのはご勘弁いただきたいので、バスにて移動。楽ちんです。

すっかりモダンなニュー市場もいいけど、築地の雑多さが好みです。

地元からJR総武線・錦糸町駅でバスに乗り換えて豊洲へ。そこからゆりかもめ2駅で豊洲市場前ってのが混雑もなく歩きも少なくて一番楽ちんかな。

青い空と照りつける太陽、かにも泡吹く灼熱の豊洲市場。

徒歩での移動が極力少ないルートで来ましたが、市場の敷地が広くて広くて…結局たくさん歩いたけれど、長い歩道には庇があるので直射日光は免れました。

目指すは「7街区・管理施設棟」3Fで待つ特大のエビフライです!

到着日時は土曜の11時30分

グルメ系まとめサイトで予め混雑する時間帯を調べていたものの、グズでのろまなぽんこつですもの。よりによって一番混雑が見込まれるランチタイムにぶっこみます。

おや?ひと気が随分と少ない…?

築地時代も豊洲に移ってからも1時間待ちは当たり前と書かれていた口コミとは裏腹に、飲食店舗エリアには人もまばら。やっぱり観光客が東京を避けている影響なんでしょうか。

揚げ物の良い香りが漂います。

見たところ満卓の様子だったので店員さんに尋ねると「2、30分待ち」とのこと。席が空いたら電話で呼び出すシステムになっているらしく時間が来るまでプラプラします。

敷地内奥には一般客が見学できるエリアが。

飲食店がある管理棟から長い渡り廊下を5分ほど歩くと「水産卸売場棟2F」に到着。マグロなどの水産物のせりをはじめとした取引が行われる1Fの卸売場をぐるっと囲み込むように作られた見学デッキから様子をチラ見。

時としてもめごとのようにも見える激しいセリがここで行われているのか。

時間も時間なので卸売場は整理整頓がなされ、ひっそりと静まり返っていましたが最後の搬出とみられる作業をする方もチラホラ。

築地市場で取引された最大級サイズの国産クロマグロフィギュア。

展示されていたフィギュアは1986年4月に鹿児島県種子島沖で漁獲され水揚げ後、築地市場に出荷された最大級サイズのクロマグロ。重さ196kg、長さ2.88mと超大物です。

卸売場の見学デッキをぐるっと見てから飲食店街へ戻るとちょうど「お席の用意ができました。」と電話がかかってきました。エビフライ!エビフライ!

色々あるけどキミに決めてる!

はてさて。いよいよエビフライを注文したいところですが、一通りメニューを拝見します。各席にはいわゆるお品書きは無く、壁に貼られた短冊の中から選びます。

人気商品チャーシューエッグ。

火・木・土曜日限定のチャーシューエッグは大ファンだという人もいるらしく、売り切れもしばしば。ちょっと食べてみたい気もするけど今日は特大エビフライと心に決めてるんだ!

「特大車エビフライ・鰺フライ・帆立フライ定食」をオーダーしてどんだけデカいんだろう…とワクワクしていたらまさかの売り切れ…。何とも切ない。やっぱり、市場の朝は早いよね。グズでのろまなぽんこつ故、特大にはありつくことができませんでした。

特大でなければあるらしい!

特大の無念はまた次回に晴らすってことで気を取り直して「C定食」を注文します。

すしイラストてんこ盛りの湯飲みに入った冷たい麦茶。

特大じゃなくてもエビフライはエビフライ。揚げのスペシャリストのエビフライが待ち遠しい…。

お待ちかねのエビフライ

オーダーから5分とかからずにフライたちが目の前に現れました!揚げる工程を残すのみまで下ごしらえが済んでいるのかも。

ドーーーン!!なんて麗しい…。

色よくカラッと上がっている様子が写真からもにじみ出ています。美味しそう~!

これは頭からかぶりつける…!
半なまに仕上がった大粒ほたてがたまりません…!
いっただきまーす!

エビフライは目玉と頭の殻を外して濃厚なミソがたっぷり詰まった先頭から足ごとかぶりつき。カリッカリに揚げられた足とエビミソとのコラボレーションが素晴らしい。身もしっかりしていて歯ごたえもエビ食べてます!というしっかりした弾力。

因みにミソは脳みそではなく中腸線と呼ばれる器官で、脊椎動物の肝臓(レバー)と膵臓の機能に相当する箇所です。そりゃ濃厚で旨いわけだ。

アジフライはぶ厚くて身のキメが細かいフワフワ軽い食感で、サックサクに仕上がった衣とともにアッとゆう間に口の中から消えていきました。

レアに仕上がったほたてだって、ほんのりと少し火が入った外側は甘みが増しているし、生の中心部はほたて本来のしっとりとした繊細な磯のかおり…もう…言葉にならない。

食材それぞれの歯ごたえと、ちょうど良い衣の厚み。プリプリ・サクサク・カリカリを感じながら、溜息が漏れるほど堪能しました。欲を言えばタルタルソースを倍がけしたかったYo!

油も鮮度が良いのか胃もたれせず瞬く間に食らい尽くして満腹です。ごちそうさまでした…。

美味しいの嵐…

文字にしようと思うとなんとでも書けるのですが、美味しいものを夢中で食べている時ってその美味しさをただひたすらに浴びて感じているだけなので言葉にならない…って感覚お分かりいただけますでしょうか…。

非常にわかりにくい表現ですが食べ終えるのが惜しいし、でも何も考えず夢中で食べつくしてしまう。しばらく経つと食べたことを忘れて、また食べたくなってしまう…美味しすぎて記憶に残らない?そんな感覚。

この溢れんばかりのエビフライ欲がなかなか止まず、暫くは寝ても覚めてもエビフライのことばかり考えて過ごしていましたが、こうなったら気が済むまで食べてやろうと自分で揚げるほど。

活車海老は手に入らず、大きなブラックタイガー(解凍品)を14匹手に入れて特製のタルタルソースを心ゆくまでたっぷりかけて欲望のままに食らい尽くしましたYo。

でも、やっぱり揚げ物は人(プロ)に揚げてもらった方が美味しいし、色々楽しめるよNe。

豊洲市場ぐるめ

〒135-0061 東京都江東区豊洲6丁目6−1 7街区 管理施設棟 3階

TEL:03-6633-0333

営業時間:5:00~14:00

定休日:日曜日、祝日、その他豊洲市場カレンダーに準ずる市場がお休みの日は、飲食店舗・物販店舗を含め豊洲市場に入場することができませんので、ご注意ください。

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