浅草 大黒屋天麩羅

外飯の話
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東京から出れない民の夏休み。

浅草ヨシカミに続き…

2020年夏。

オリンピックも延期になったこの異常事態の中、新型コロナウィルス感染者の再増加から第2波とささやかれるこの頃。

東京都民が県境を超えることは控えるようにとのお願いを受けて都内でブラブラと過ごしています。

2週連続で浅草界隈へ出向いたけど年配者はJRA横の喫茶店で競馬に興じる程度で、若者たちは相変わらず元気よく酔っ払い、ちょいと心配になる光景でした。

長い梅雨が明けて急に40度近い高温の日が続いている8月2週目、暑気払いっつーことで大黒屋の天麩羅をいただきました。

創業明治二十年。浅草名物、天丼の店大黒屋。ごま油だけを使ってキツネ色に揚げた天麩羅が特徴。創業以来、変わらず守ってきた甘辛く濃厚な独特のタレが当店の自慢です。

とのこと。

天丼がスペシャリテ

昼もだいぶ過ぎた14時頃、行列もなくある程度席は間引いているものの、ちょうど満卓という状態で着席できました。

さてさて。天丼も良いけど、普通の天ぷらも食べたいなー。

一品の玉子焼きと天丼、天麩羅、かき玉わんをオーダーしてキョロつきます。

やはり、古くからのお店は設えに時代を感じます。杉板張りの天井や欄間の造形、照明も素敵でした。

お待ちかね!いただきまーす。

まず、やって来たのは玉子焼き。

ホカホカでたっぷりの出汁がじゅわーっと。やや濃いめの出汁ですが、決して塩辛い訳ではなく満足感のある美味しいひと皿です。

あまりにも出汁をたっぷり含んでいるので、ふんわりお揚げを焚いたような食感で不思議な錯覚に陥ります。

とび出るエビがトレードマークの天丼。

この天丼、賛否両論あるようなのですが…

やや厚めでモッタリ系の衣と、かなり色の濃いタレをくぐってきていることが所以でしょう。

しかしながら、一口食べるとなんとまあ美味しい!確かに味は濃厚、色もどす黒いものの、否定するほどしょっぱくもなく辛くもなく、なかなかに奥深い味わい。

エビ天とかき揚げの到着。

天つゆは天丼とは異なるあっさりめ。衣は同様にモッタリしているもののサクサクしています。んー!エビが美味しい!

元々はお蕎麦屋さんだった大黒屋のかき玉わん。

とろみのあるかえしと美しく仕上がったかき玉、おろししょうががさっぱり効いて美味しい。

天丼にしても天麩羅にしても衣は厚めですが、なぜなのか一切の胃もたれがなく不思議です。

最近めっきり食べる量も減って、外食後の胃もたれが常なので覚悟していたのですが、まったくない。油くさいゲップも出ない。

ごちそうさまでした!

いやー、しかし胃もたれなしには本当にびっくりしました!

観光地ということもあり、平時なら全国全世界から人で賑わう大黒屋さん。

衣も厚い、色もどす黒いですがとっても美味しい天丼屋さんです。これが江戸前ってことでお見知りいただけると幸いです!

記載情報:2019年8月

浅草 大黒屋天麩羅

住所:〒111-0032 東京都台東区浅草1-38-10
TEL:03-3844-1111 03-3844-2222
定休日:年中無休
営業時間:11:00~20:30 (土・祝は21:00まで)
2020年8月現在は時短営業中のため店舗へご確認ください。

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