元祖予約でいっぱいのレストラン

外飯の話
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糖質大好き!ぽんこつです。

予約でいっぱいの店「LA BETTOLA da Ochiai」の落合務シェフについて先日投稿しましたが、勢い余って実店舗のご紹介をいたします。

落合シェフのレシピ本との出会いは下のリンクからどうぞ。

落合務シェフとの出会い
料理は好きですが、お世辞にも料理上手とは言えないぽんこつです。30年前のイタリアン中学生の頃、渋谷の『壁の穴』で食べたたらこやイカや納豆のスパゲッティ、六本木『シシリア』のパイピザやキュウリのサラダなどに衝撃の旨さを体感したことを覚えて...
20年以上前からの変わらぬ賑わい

銀座一丁目。

地下鉄有楽町線新富町駅近くにあるその店は、とてもこぢんまりとしたカジュアルな装いです。訪問したこの日はパートナーが予約をとってくれていたおかげでテーブルに着くことができましたが、ランチもディナーも予約優先の2部制をとっているため、ある時、思いつきで「あ。今夜はラ・ベットラでご飯しよう。」で行ってみても入れないこともあり予約は必須かと思います。

 

プリフィクス 4,000円(税別)

窓際のゆったりとした4人席に案内されメインメニューを開くと前菜・パスタ・メインの三種類が選べる価格均一のPrix Fixe(プリフィクス)です。

それぞれ15種類以上のバリエーションがあるので何を選ぼうか迷ってしまいます。

 

さらに季節のメニューが同じく前菜・パスタ…

 

メインとあります。

もう、これだけあるとどうにも選ぶに選べないのでホールの方にお待たせしてしまうことを伝え、先にドリンクをオーダーして飲みながらゆっくり考えることにしました。

悩みに悩んでパートナーは「米ナスのパルマ風グラタン」「ブガティーニ アマトリチャーナ」「仔牛のカツレツ」を、ぽんこつは魚介縛りで「新鮮な魚介のサラダ」「新鮮なウニのスパゲッティ」「千葉県産スズキのグリル」それから野菜が不足しているので「バーニャカウダ」をプラスしました。

外側ハード系のパンとオリーブオイルがしみ込んだフォカッチャがテーブルに着きます。欲張りなぽんこつはさらに追いオリーブをお願いして青臭さを満喫。一緒にバーニャカウダもやって来ましたが、写真を失念。前菜が到着するのをワクワクしながら待ちます。

 

考えない、感じる美味しさ。

さてさて。確か前菜カテゴリーだったと思われる「米ナスのパルマ風グラタン」ですが、どう考えてもメイン並みのボリューム感があります。調理はいたってシンプルでナスの上に牛肉のラグーソース、チーズを重ねオーブンでこんがりと焼いたもの。

焼きたてなのでやけど注意でいただきます!ラグーのソースと脂を吸って自身の水分とでトロトロになったナスと、こんがりチーズがたまりません。

 

「新鮮な魚介のサラダ」は大きな皿の上にこんもりと盛り付けられて控えめに見えますが…

 

いか・えび・ほたてなど、貴婦人のための上品なひとくちサイズとは言えないゴロゴロした魚介がてんこ盛りです。爽やかな酸味のきいたドレッシングも美味しい!

 

「ブガティーニのアマトリチャーナ」は写真を撮っただけで味見するのを忘れてしまいましたが、パートナー曰くどこで食べたものより美味しいアマトリチャーナとのこと。

 

そんなアマトリチャーナを食べ忘れたのはこいつのせい。「新鮮なウニのスパゲッティ」が目の前にあるのに目移りしている暇なんてありません。ソースもウニ感満載で濃厚な美味しさですが、粒ウニがたっぷり入っています。

パスタ同様、自分のオーダーに夢中で試食を忘れた「仔牛のカツレツ」。ひとくち頂きたかった…。残念無念。

 

ぽんこつがメインに選んだ「千葉県産スズキのグリル」これが本当に美味しかった。こればっかりは〆かたや仕入れ、保存の状況などで魚の味がかなり左右されると思うのですが、白身の脂乗りも程よく、適度にしっかりとした歯ごたえとフワッとなくなる柔らかさ。そしてもっとも脂の多い皮目のカリカリとした焼き加減も文句なし!

いろんなところでスズキを食する機会はあったけど、こんなにも個体差が味に影響あるとは思いませんでした。本当にこのスズキのグリルは奇跡的に美味しかったんだと思います。

 

普段はほとんど食べないドルチェ。

ぽんこつは習慣的な意味で「おやつ」や「間食」、「食後のデザート」にさほど興味がなく、フレンチのコースでデセールを注文する場合もどちらかというとフロマージュを選びます。

甘いものに興味がないわけではないのですが、単に習慣がないというだけなのですがこれを言うと甘いものを奢ってやろうとする大人の男性からは「つまんない奴だな」と言われ、会食で同席する女性からは含み笑いで「え?何?ダイエット?」と突っ込まれ非常に腹立たしい気持ちになります。

オマエの知らない所で好きなタイミングで好きなもの食ってるから安心してくれよ。

あー。そうか。なるほど。これってお酒が飲めない人が、避けられない酒の席で言われる言葉と同等の意味を成すんだ。みんな、自分のスタンダードが世界のスタンダードと思うなよ!

てな話はさておき、今夜のドルチェはプリン。大好物です。

ほろ苦さが際立つカラメルソースとしっかり固めなプリン生地のまろやかさが一つになって濃厚な味わい。満腹をお知らせする脳内中枢神経に多幸感をもたらす魅惑のプリンです。

 

パートナーはこれまた濃厚なガトーショコラを。こんがりと焼かれた表面のザクザク感と内側のしっとり感がたまらない。いくらでも食べることができちゃう美味しさです。

 

はぁ~、脳よ。エスプレッソで落ち着こ。

食べ放題で200g以上のステーキ肉を軽く4枚たいらげるパートナーもお腹いっぱいの大満足で次回も楽しみです。

 

一昔前よりは予約も取りやすい。

確か、予約したのは当日より1週間か10日ほど前だったと思いますが、曜日や時間にこだわらなければ1ヶ月待ちってことは発生しないんじゃないかなと思います。(不確かですが。)

ディナーの2部(20:30~)を予約したのでかなりお腹ペコペコ状態でしたがサービスも心地好く、料理も美味しく、とても充実したディナーでした。

そして、なんといっても税抜4,000円でこれだけ満足できるところが他では真似できない所なんじゃないでしょうか。

と、改めてレストランのHPを確認したら2020年の営業より税込4,950円に価格改定されたとのこと。それでも十分に価格以上の価値ある希少なレストランだと思います。

テーブル席が45席、個室席が16席と満卓で60席以上になる客席に対し、厨房面積は約40㎡とかなりの狭小でメイン厨房のスタッフは7~8名と過密な状態だそうですが、工夫して動線を確保しているとのこと。

夜も更け、調理が終わると厨房内洗浄作業が始まったところをチラリと拝見しましたが、皆さんいい笑顔。素晴らしいチームワークで働いてらっしゃるんだなーとちょっとコチラまで嬉しくなってしまいました。

 

何はともあれ食事を楽しく。

有名なレストランや行列ができる話題のお店も気になりますが、ローカルな雰囲気のお店も良いですよね。

「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」はレトルトパウチのパスタソースもあるほど予約でいっぱいの有名店ではありますが、気楽でどこか素朴なローカルな雰囲気をまとっています。あの界隈の昔ながらの江戸の下町っぽさがそうさせているんでしょうか。

パントリーのホール側に貼ってあったステッカー。

星は無くとも、このステッカーが無くとも世界にはまだまだ素敵なレストランがたくさんあることでしょう。そんなレストランにこれからも出会えたらと思うぽんこつでした。

記事内情報:2019年8月

 

 

ラ・ベットラ・ダ・オチアイ

〒104-0061 東京都中央区銀座1-21-2

TEL:03-3567-5656

ランチ     一部 11:30~13:00  二部 13:30~15:00
平日ディナー  一部 18:30~20:50  二部 21:00~23:00
土祝ディナー  一部 18:00~20:15  二部 20:30~22:30

 

 

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